2020年 「遙照山公園・竹林寺天文台」散策(^.-)☆ <2/3>

 

 

 

 

 

 展示品を拝見しておりまして、眼が止まりましたのが、このガラスブロックでありました(^.-)☆
 説明には『日本光学製36吋光電赤道儀の主反射鏡のガラスブロック』の記載。

 よく分かりませんまま、WEB上で「日本光学製36吋光電赤道儀の主反射鏡のガラスブロック」検索してみましたら、こんな記載がありはしました。

 
◆91cm反射望遠鏡

 --- 国立天文台 岡山天体物理観測所 全史 ---

 日本光学工業株式会社(現・株式会社ニコン)によって製作された国産大口径望遠鏡の1号機である。主鏡の有効径が36インチ(91cm)であることから、通称36(サブロク)と呼ばれている。架台がフォーク赤道儀式で、望遠鏡もカセグレン焦点専用に作られたため、188cm望遠鏡と比較してコンパクトな外観である。

 開所当時、91cm望遠鏡は、光電測光観測により天体の明るさの精密な測定と、時間変化をとらえることを目的としていた。この光電測光観測は、大沢清輝・所長(当時)によって日本に導入された新しい観測手段であった。
 一方で、188cm望遠鏡は、分光観測が主な観測手段で、天体の組成や速度の情報を得ることを目的としていたため、両者は研究において相補的な関係にあった。
 また、並行してZ分光器による、明るい恒星の分光観測が行われ、山下泰正・他によりアトラス“An Atlas of Representative Stellar Spectra”として出版された。1990年代から2000年代初頭にかけてはCCDを利用した偏光分光撮像装置OOPS、偏光分光測光装置HBSなど偏光に特化した観測装置が取り付けられ、恒星等に付随するダストに関する学術的な成果が多く出版された。
 さらに、Nikon分光器による恒星のCCD分光観測が行われ、デジタル分光アトラス“スペクトル物語”として公開された。

 共同利用は2004年に停止し、現在は広視野赤外線カメラ(OAOWFC)に改造されている。光学系は、フォワードカセグレン系と準シュミット系を組み合わせており、0.9平方度を一度に撮像できる。駆動系は、赤経軸・赤緯軸ともに単一モーターに更新されており、最大4 deg./secの高速指向が可能となっている。この望遠鏡はキュー観測を主体とした自律制御系を目指しており、ガンマ線バーストの残光観測や、銀河面の変光星探査を主な研究課題としている。


 …との記載がありましたけど、う〜ん、GONsanには意味不明(^-^;
 当時としましては、国際品として最高級の望遠鏡でしたのかも(^-^)//"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 岡山天文博物館内は一通り拝見しましたので、それでは外に出まして188cm反射望遠鏡のありますドームへ向かってみましょうか(^-^)
 岡山天文博物館入口から出ますと、真正面に「京都大学 岡山天文台」のドームが(^.-)☆

 ◆京都大学3.8m望遠鏡

 --- 出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』---

 京都大学3.8m望遠鏡(きょうとだいがく3.8mぼうえんきょう、愛称:せいめい望遠鏡)は、岡山県小田郡矢掛町に開設された京都大学理学研究科附属天文台および宇宙物理学教室が運用する光学赤外線望遠鏡である。

 ・概要

 岡山県浅口市と矢掛町の境界に位置する国立天文台岡山天体物理観測所の敷地内に設置された。天体望遠鏡としては東アジア最大級で、可視光から近赤外線領域をカバーする。太陽系外惑星については30光年先の観測が可能。高さは8m、重量は20トン。
 筒に鉄製フレームを採用するなどして軽量化を図り、ガンマ線バーストのような突発的な天文現象が起きた場合でも、約1分間で焦点を合わせる性能を持つ。

 主鏡に直径3.8mの18枚合成鏡を持つ反射望遠鏡である。主鏡はガラスセラミックス製で、日本初の分割鏡方式を採用している。京大が中心となって設計・組み立てを行い、開発費は外注した場合の半分以下(約15億円)に抑えた。主鏡の削り出し装置など関連する機器・システムの開発や製作には、ナガセインテグレックスや名古屋大学などが協力した。また費用のうち6億円は、京大理学部OBで、ブロードバンドタワー会長兼社長の藤原洋が寄付した。

 2017年10月から12月にかけて望遠鏡の愛称の公募が行われ、安倍晴明にちなんだ「せいめい」が選ばれた。

 ・注釈
 多天体分光専門のシュミット式望遠鏡ではあるが、有効口径4mのLAMOST(英語版)が中国の河北省興隆県で稼働中。

 ◆誕生!京都大学岡山天文台「せいめい」望遠鏡

 ---【2018年9月14日 星ナビ編集部】解説:梅本真由美さん ---

 この夏、岡山県に東アジア“最大”となる京都大学の光学赤外線望遠鏡「せいめい」が誕生した。世界初の独自技術によって開発された注目の望遠鏡だ。
 京都大学岡山天文台「せいめい望遠鏡」が設置されたのは、国立天文台岡山天体物理観測所(岡山県浅口市)の隣接地である。188cm望遠鏡のドームから徒歩3分ほどの場所だ。愛称「せいめい」の由来の一つは、平安時代の陰陽師・天文博士であった安倍晴明である。京の都に住んでいた安倍晴明は、岡山天文台の近くにある阿部山で観測をしたと伝えられており、京都と岡山の両方にゆかりのある名前は、「京都大学岡山天文台」としてもピッタリだ。

 せいめい望遠鏡には、様々な新技術が盛り込まれている。1つ目は、100億光年以上も離れた天体を観測する上で中枢を担う主鏡。国内初となる18枚の分割鏡で、研削加工という世界初の新技術によって全体の加工時間を短縮しながら、ナノメートルレベルでの表面加工精度を実現している。そして、可視近赤外望遠鏡では世界初となる「花びら形」を採用している。
 2つ目が、観測状況に合わせて複数の分割鏡を高精度に制御する技術だ。鏡の裏をホイフルツリーという支持機構で支え、鏡面の歪みやずれを自動的に検知して補正する。
 3つ目は、望遠鏡が天体を高速かつ正確に追えるようにするための、軽くて丈夫な架台だ。世界初の試みとして、架台設計には「遺伝的アルゴリズム」が用いられている。その結果、十分な構造強度を持ち、頑丈で劣化が起こりにくく、しかも重さは従来の数分の一という超軽量架台を実現した。

 こうして培われた様々な技術は、将来の超大型30m〜100m級望遠鏡の基礎技術となる。天文学の発展だけでなく、日本の産業界にも大きく貢献するだろう。
 せいめい望遠鏡は、宇宙最大の爆発現象であるガンマ線バーストの追跡観測や、長時間モニター観測を使っての太陽系外惑星の探査に大いに活躍することが期待されている。


 …と、WEB上の記載によりますと、こんな「京都大学 岡山天文台」のようであります(^.-)☆

 

 

 

 

 岡山天体物理観測所のドーム内には自由に入ってイィようですので、早速、中へ。188cmの反射望遠鏡…間近に拝見しますと、さすがに迫力有りますネ(^_^)v

 

 

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