富山県 魚津市 魚津埋没林博物館・蜃気楼展望地 <3/3> |
↑↓ 魚津埋没林博物館内の景観です(^.-)☆
(中)片貝川扇状地砂礫層:この地層は石と砂が多く、河川の働きで出来たものである事を示している。
この場所は片貝川扇状地の末端に当たり、埋没林はこのような扇状地砂礫層に埋まっている。これは、発掘現場の地層の標本である。
(右)蜃気楼展望地です(^.-)☆
(右)この位置から頻繁に展望出来ますようですよ(^_^)v
蜃気楼の定義と種類
蜃気楼は、大気中の温度差(=密度差)によって光が屈折を起こし、遠方の風景などが伸びたり反転した虚像が現れる現象です。よく、「どこの風景が映るの?」という質問を受けますが、実際にそこに見えている風景が上下に変形するだけで、ある風景がまったく別の方向に投影されるわけではありません。
蜃気楼には大別して上位蜃気楼と下位蜃気楼とがあります。上位蜃気楼は、実際の風景の上側に伸びや反転した虚像が見えるものをいいます。下位蜃気楼は逆に、実際の風景の下側に虚像が見えます。
魚津で普通「蜃気楼」といえば、上位蜃気楼をさします。下位蜃気楼と区別するため「春の(春型の)蜃気楼」と呼ぶこともあります。
魚津では下位蜃気楼を「冬の(冬型の)蜃気楼」と呼んでいます。冬の蜃気楼は、一般的には浮島現象、浮景現象などと呼ばれ、原理的にはアスファルト道路や砂漠などに見られる「逃げ水」と同種の現象です。
蜃気楼のしくみ(光の屈折の仕方と見え方)
春の蜃気楼も冬の蜃気楼も、大気中で光が屈折して発生します。
物体はあらゆる方向に光を反射していますが、そのうち私たちの目に見えるのは一部だけです。大気中に温度差がないとき光は直進するので、物体と目を直線で結ぶ方向の光だけが目に見えます。
ところが、冷たい空気と暖かい空気が重なり合い、その境界の狭い範囲で空気の温度が連続的に変化するような場合、そこで光の屈折が起きます。このような層の中では、光は温度の低い(=密度の高い)方へ屈折しカーブを描きます。そのため、上が暖かく下が冷たい空気層では、上へ向かう光線の一部が屈折して下へ戻り、観察者の目に届きます。
逆に、下が暖かく上が冷たい空気層では、下へ向かった光線の一部が屈折によって上へ戻ってきます。
人は、途中でどんなに光が曲がっていても、目に入ってくる直前の光の方向に物体があるようにしか見えません。したがって、凸形のカーブで届いた光では実際の風景の上側に虚像が見え、凹形のカーブで届いた光では下側に虚像が見えることになります。
どちらの場合も、冷たい空気の部分を直線的に届く光によって実景そのものも見えます。
つまり、下が冷たく上が暖かい空気層によって凸形カーブの屈折が起きたときが春の蜃気楼(上位蜃気楼)、下が暖かく上が冷たい空気層によって凹形カーブの屈折が起きたときが冬の蜃気楼(下位蜃気楼)になります。
…との事であります(^.-)☆
(右)流氷の蜃気楼も見る事が出来ますようですネ(^_^)v
(左)(中)魚津埋没林博物館内の景観です(^_^)v (右)魚津駅前の景観です(^.-)☆
(左)魚津駅前の景観です(^.-)☆ (右)魚津駅構内で列車の待ち時間を利用しましてパチリです(^_^)v
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