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大浜埼灯台「一に来島、二に鳴門、三と下って馬関の関(関門)」と言う言葉があります。これは全国でも潮流の速い海峡を示しています。瀬戸内海を航行する船舶は、潮流が一番速く危険が多い来島海峡を通る必要がありました。
このため、ひうち灘から布刈瀬戸、三原瀬戸を通過して周防灘に出れば、比較的潮流の影響を受けなくて航行することが出来ます。
この航路のため明治27年5月、百貫島灯台、大浜埼灯台、長太夫灯台、小佐木島灯台、高根島灯台、大久野島灯台、中ノ鼻灯台、大下島灯台等が、ほぼ同時期に建設されて点灯しました。
大浜埼灯台は、明治27年5月15日に完成、点灯しました。
-- 灯台の要目 --
【位 置】因島市(布刈瀬戸、因島北端) 北緯34度21分17秒 東経133度10分36秒
【構 造】円形、石造
【灯 質】等明暗白光 明3秒 暗3秒
【光 度】3,500カンデラ
【光達距離】13.5海里
【高 さ】基礎上から灯台の頂部まで9.3m 平均水面から灯火中心まで18.0m
(左)(中)大浜埼灯台です (右)因島大橋を向島に向かって撮りましたものです
(左)芝生で覆われた多目的広場 (中)小さなミニ庭園もあります (右)こんな山道を抜け灯台・野営場に向かいます