宮城県 仙台市・青葉城(仙台城) <3/3> |
支倉 常長
安土桃山時代から江戸初期にかけての武将、仙台藩主伊達正宗は 慶長18年9月、家臣の支 倉六右衛門長経(通称常長)を、メキシコとの直接通商交渉を名目にメキシコ経由でスペインとローマに派遣した。この使節は日本の対外交渉史上で名高い「慶 長遣欧使節」。スペインとの同盟締結という裏の使命が秘められていたが、訪問先ではキリスト教弾圧国から来た厄介者扱いに。結局、支倉は未知の異郷で七年 余の間、辛酸をなめながら、使命を果たせなかったばかりか、帰国後はキリシタン禁令の下で悲惨な遍塞を強いられた。
← 戻る Contents に戻る トッ プページに戻る |