三島市・裾野市・楽寿園 <2/9> |
三 島大社御祭神
大山祇神(おおやまつみのかみ)、事代主神(ことしろぬしのかみ)、御二柱の神を総称して三嶋大明神(みしまだいみょうじん)と称している。大 山祇神は山森農産の守護神として農家の崇敬が篤く、また事代主神は俗に恵比寿様ともいわれ、福徳の神として商・工・漁業者の崇敬が厚い。
御由緒
御創建の時は不明であるが、古くより三島の地に御鎮座し、奈良・平安時代の古書にも記録が残る。平 安時代中期「延喜の制」には、名神大社に列し、社 名・神名の「三嶋」は、地名ともなっている。いよいよ国衙の崇奉を受けることとなった。
中世以降、武士の崇敬、殊に伊豆に流された源頼朝は深く崇敬し、源氏再興を祈願した。神助を得てこれが成功するや、社領神宝を寄せ益々崇敬すること となった。この神宝の中でも、頼朝の妻、北条政子の奉納と伝えられる国宝「梅蒔絵手箱 及び 内容品 一具」は、当時の最高技術を結集させたものとして知られている。
頼朝旗揚げ成功以来、武門武将の崇敬篤く、又、東海道に面し、伊豆地方の根本である下田街道の起点に位置し、伊豆国 一宮として三嶋大明神の称は広く天下に広まっていった。
その後、明治4年には、官幣大社に列せられた。又、平成12年には、御本殿が重要文化財に指定され、当社の文化的価値の高さも再認識されている。
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