鹿児島県 枕崎市・鹿児島市 <18/22>

   

千尋厳

 突御殿の裏山に巨大な岩石が露出しており、その岩には千尋厳の三文字が刻まれている。

 この文字は3文字で11bもあり、文化11年(1814)27代斉興の時代に、延べ3,900人の人夫が3ヶ月かけて刻んだものである。日本庭園には珍しい手法である。

  

(左)千尋厳 (中)(右)千尋厳の案内板です(^.-)☆

  

   

  

  

  

鶴灯籠

 鶴が羽を伸ばしたように見えることからこう呼ばれている。

 これは、28代斉彬の時代に、日本で初めてガス灯を点した灯籠の一つである。
 斉彬は、蘭学者らにガス灯の用法を書いた蘭書を翻訳させ、安政4年(1857)8月に磯御殿の浴室付近にガス室を設置し、園内の石灯籠に点火した。翌年に斉彬が急死してしまったため、城下にガス灯を普及するという夢は果たせず終わってしまった。

 もし、斉彬が長生きしていたならば、横浜・東京より早く鹿児島の街にガス灯がともったことであろう。

  

(左)正門 (中)鶴嶺神社:島津家800年の歴代当主とその家族を祀る神社です (右)高見橋上で

  

(左)(中)大久保利通の銅像です(^.-)☆

← 戻る  Contentsに戻る  トップページに戻る   進む →