福山市神辺町 チャレンジウォーク in 要害山 <3/5>

   

   

   

  

   

   

   

↑↓ 中条八幡神社の景観です(^.-)☆

  

 ■中条八幡神社陰陽石霊神

 境内にこの神社を建立するとき土の中から出てきたといわれる陰陽石があります。この地区の信仰もあつく、霊験あらたかで幸福をもたらすということです。

 

  

  

 ■大坊古墳

 中条の谷を見渡す丘陵の東斜面に築かれた大坊古墳は、直径約14m、高さ約5mの南北方向かやや長い円墳です。もしかすると15m×12mの長方形の古墳かもしれません。

 遺体を納めるため、石を積み上げて作ったものを横穴式石室といいます。横穴式石室は5世紀前半に朝鮮の影響を受けて九州から作られ始めますが、このあたりでは6世紀中頃から作られるようになりました。死後の世界に対する考えも変わり、家族みんなのための古墳を作るようになったのです。

 横穴式石室は人を葬ると入口を石で塞ぎますが、この石を取り去ると何人も葬ることができます。一人のための古墳から家族のための古墳に意識が変化したのです。

 大坊古墳の横穴式石室の入口は南東に向けて開いており、石室の長さが約11.3m、幅・高さとも約2mと大規模なものですが、昔から入口が開口していたため、残念ながら石室内の副葬品は不明です。

 こり石室の特徴は、花崗岩の表面を磨いたような石材を使用していること、玄室と羨道がほぼ同じ規模で設計されていることが上げられます。また、玄室が床面の中央に置かれた二個の石によって前後の二室に分けられており、玄室の入口には二本の石柱が立てられています。

 これらの特徴から、大坊古墳は古墳時代も終わりに近い7世紀の初め頃に、この地方の有力な豪族の家族墓として築かれたものと考えられます。
 大坊古墳は、1983年(昭和58)に広島県史跡に指定されました。
--- 当日頂いた資料より ---

 

↑↓ 大坊古墳の景観です(^.-)☆

 

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