磯
清水
「磯清水」は、四面海水の中にありながら、少しも塩分を含んでいないところから、古来不思議な名水として宣伝されている。俳句にも「一
口は げに千金の磯清水」などともあることから、橋立に遊ぶ人々には永く珍重されてきたことが明らかである。
延宝六年(1678)、時の宮津城藩主永井尚長は、弘文院学士林春斎の撰文を得たので、ここに「磯清水記」を刻んで建碑した。この刻文には、
丹後国天橋立之磯辺有井池清水湧出、
蓋有海中面別有一脈之源乎、
古来以為勝区呼日磯清水、 云々とある。
湧き出る清水は今も絶えることなく、橋立を訪れる多くの人々に親しまれ、昭和63年には環境庁認定「名水百選」の一つとして、認定を受けている。
文
殊堂
「三人よれば文殊の知恵」で親しまれている天橋立智恩寺の本堂。
文殊菩薩を本尊としてまつって、文殊堂として親しまれている。
ここの山門は黄金閣と称され宮津市指定文化財である。山門をくぐると左手に国の指定重要文化財の多宝塔が建ち、正面に智恩寺の本堂が見えてくる。ここで
は毎年さ
まざまな行事が開催されるが、とくに一月十日は「文殊堂十日えびす」として商売繁盛だけでなくあらゆる福を願う人々で終日にぎわう。
(左)
文殊堂 (中)多宝塔 (右)文殊堂 です
(左)
山門 (中)廻旋橋
(左)
大天橋 (中)大天橋より智恩寺方向を
廻
旋橋
文珠の陸地部と小天橋の間が文珠水道にあたるため、ここを行き来する船舶の航行に支障が無いように廻旋橋となっている。
往来に合わせてこの橋が90度廻転し、航行を可能にしている。廻転する様子は観光客にも大変人気が高く、たまたま通りがかりに待たされることになっても
さほど不満を口にする人は
あまり見ず、むしろタイミング良く見られることに喜びを感じる人のほうが多いようである。陸から見るだけでなく、船に乗って通過してみるのもまた違った雰
囲気が感じられるものである。
「人押して廻旋橋の開く時 黒くも動く天橋立」と与謝野晶子が詠んでいるように、むかしは人力により橋を廻していた。
松
並木〜小天橋〜大天橋
その昔、神々が天に通うためにかけた橋と伝えられるのが天橋立です。
長さ3.6km、幅15m〜170mのこの天然の橋はまさに気の遠くなりそ
うな長い年月をかけてつくられ、大小7千本の松が色どりを添えております。天橋立を縦断する府道天橋立線は、特色ある優れた道路として「日本の道100
選」として建設大臣の指定を受けているほか、天橋立の松並木は、「日本の松百選」、「白砂青松の百選」にも選ばれておりますのでぜひ一度ご散策下さい。
岩
見 重太郎 (生年不詳〜1615)
桃山時代の伝説的豪傑。読本・講談・歌舞伎などで有名。
筑前小早川家の臣で、諸国を武者修行し狒狒(ヒヒ)退治・大蛇退治などで勇名を挙げ、天の橋立で父の仇広瀬軍蔵らを討ち、やがて豊臣秀吉に仕え、薄田隼
人(ススキダ・ハヤト)(兼相<カネスケ>)となったとされる。
ノン
ビリと歩いて30分程度で天橋立を渡る事が出来ました(^_^)v
渡り終えました時にはスッカリ夜となりましたけど、途中、夕日がキレイでしたネ(^.-)☆
(左)
天橋立から対岸の町並みを展望です (中)まだP.M.6:00過ぎと言うのに商店街も閉店です(^-^;
(右)天橋立駅すぐそばの民家が、何故かライトアップされておりました(^
-^) 本当に普通の民家なんですけどネ…