2021/05/31 福山市駅家町「二子塚古墳」散策 <2/4> |
それでは、古墳に上がってみたいと思いますけど、もぅ一つ案内板がありましたので、見てみます事に。
ふ〜ん、墳丘の模型のようですネ。
◆史跡 二子塚古墳 墳丘模型
二子塚古墳を再現した64分の1縮尺の立体模型です。
後円部墳丘は東南部分の約3分の1をカットし、横穴式石室の構造を見ることができるようしています。カットした断面には盛土の様子を表しています。天井石がすべて失われていた前方部石室は、残された奥壁と側壁の石積みを表現しています。
【墳丘の築造方法】
土層断面の観察から様々なことがわかりました。墳丘を強固にするため、赤褐色、黒色、灰色、黄色の4種類の土を交互につき固める方法(版築状盛土)で造られています。
まず、屋根をなだらかに整地し、石室を設置するための墓壙と周溝を彫り込みます。次に、墓壙に石室の基底石を据え、土を突き込んで固定します。さらに、積み上げた側石の高さの小円墳状の盛土(第1次墳丘)で固めていきます。同時に、墳丘の外形を形成する土手状の盛土をめぐらせ、第1次墳丘との間を水平に盛土して墳丘の形を造っていきます。
同様の手順で、段階的に側石を積み上げ、小円墳状の盛土を造りながら、次第に前方後円墳の形を造りあげていったようです。
それでは、前方部と後円部との間のくびれ部分に石段がありますので、これを上がり、まず前方部から拝見です。
前方部を見廻しますと、次は後円部へ…後円部にも石段が設けられておりますから、これを上がり墳丘へ。
この古墳は、副葬品の内容から、今から約1,400年前、6世紀末から7世紀初頭頃の築造との事ですけど、こぅして墳丘に立ち、当時の皆さんの日々の暮らしに想いを馳せますと、何となく感慨深い気持ちも抱きます。
素朴な平穏の日々でしたのかも…
← 戻る Contentsに戻る トップページに戻る 進む → |