2019年 某協議会第2分会の皆様と「札幌方面研修旅行」行きでした(^.-)☆ <11/16> |
余市町と言いますと『余市ニッカウヰスキー工場』ですネ(^.-)☆
◆余市蒸溜所
余市蒸溜所(よいちじょうりゅうしょ、英:Yoichi Distillery)は、北海道余市郡余市町にあるニッカウヰスキーの工場(蒸溜所)。正式名称は、ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸溜所。
・概要
ニッカウヰスキーの創業地であり、竹鶴政孝がウイスキーづくりの理想の地を求めてスコットランドに似た気候風土を備えていた余市に蒸溜所を建設した。蒸溜所では世界的に見ても今では珍しい昔ながらの「石炭直火蒸溜」を行って「品質第一主義」を貫いており、日本国内で初となるザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ(SMWS)認定のモルトウイスキー蒸溜所になった。また、「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」として「北海道遺産」に選定されているほか、蒸溜所内の建造物9棟が国の「登録有形文化財」に登録され、「余市町のウイスキー醸造関連遺産(ニッカウヰスキー竃k海道工場)」として経済産業省の「近代化産業遺産」に認定されている。観光地としても人気があり、トリップアドバイザーから「エクセレンス認証」を授与されている。
・歴史
1934年(昭和9年)、寿屋(現在のサントリー)を退社した竹鶴政孝は、かねてからウイスキーづくりの適地としていた北海道での工場建設を実現しようとしていた。竹鶴政孝が目指したのはスコッチ・ウイスキーであり、ハイランドの蒸溜所と同じように力強くしっかりとした味わいのモルト(麦芽)原酒をつくることであった。北海道には原料や燃料となる大麦、石炭、ピート(泥炭)、酵母の入手が容易であり、寒冷地の気候に加えて良質な水や樽に必要な木材も豊富にあるため、ウイスキーづくりに必要な条件が揃っていた。
当初は現在の江別市を工場予定地にしていたが、予定地が氾濫する恐れのあることがわかったために断念し、酒造家で資本家でもあった但馬八十次の紹介もあって余市での工場建設を決めた。余市は三方を山に囲まれて北には日本海があり、適度な湿度を持ちながらも澄んだ空気や余市川の良質な水があるなどの諸条件を満たしていたほか、果汁の原料となるリンゴの産地であることも工場建設の決め手になった。ウイスキーが熟成するには長い年月を必要とするため、まずはリンゴジュースをつくってウイスキーづくりを支えようと考え、同年に「大日本果汁株式会社」を設立した。1935年(昭和10年)の冬になって、ウイスキーを蒸溜するためのポットスチル(単式蒸溜器)が1器届き、翌年から製造を始めた。1940年(昭和15年)の第1号「ニッカウヰスキー」発売後、程なくしてウイスキーなどは贅沢品として製造販売が制限された。その後、余市蒸溜所は大日本帝国海軍の指定工場となったためウイスキーは海軍が買い上げることになったが、物資が乏しい中でも大麦の配給を受けることができたため、原酒を作り続けることができた。
1934年(昭和09年):「大日本果汁」設立し、余市に工場完成。
1935年(昭和10年):「ニッカ林檎汁」(リンゴジュース)発売。
1936年(昭和11年):ウイスキー・ブランデーの製造開始。
1940年(昭和15年):「ニッカウヰスキー」「ニッカブランデー」第1号発売。
1952年(昭和27年):「ニッカウヰスキー」と社名変更し、本社が東京に移転。
1980年(昭和55年):旧事務所が「大日本果汁株式会社(ニッカウヰスキー株式会社)工場創立事務所 」として町の「指定文化財」になる。
1989年(平成元年):「シングルモルト余市」発売。
2001年(平成13年):ニッカウヰスキーがアサヒビールと営業統合。「シングルカスク余市」がウイスキー・マガジン『ベスト・オブ・ベスト』最高得点獲得。
2002年(平成14年):ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ(SMWS)認定のモルトウイスキー蒸溜所になる。「ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸溜所」として平成14年度「緑化優良工場経済産業大臣表彰」受賞。
2004年(平成16年):「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」として「北海道遺産」認定。
2005年(平成17年):建造物9棟が国の「登録有形文化財」登録。
2007年(平成19年):「余市町のウイスキー醸造関連遺産(ニッカウヰスキー竃k海道工場)」として経済産業省の「近代化産業遺産」選定。
2008年(平成20年):「シングルモルト余市 1987」がウイスキー・マガジン『ワールド・ウイスキー・アワード』(WWA)シングルモルトウイスキー部門で世界最高賞受賞。
2016年(平成28年):西川浩一工場長が『アイコンズ・オブ・ウイスキー』(IOW)の「ワールド・ベスト・ディスティラリー・マネージャー」受賞。
…と、こんな『余市蒸溜所(余市ニッカウヰスキー工場)』でありますようです(^-^)//"
見学者待合室で暫く待たされましたけど、この待合室内で、まずはレクチャー(^-^)
そして、蒸留所ガイドツアーがスタートとなりました(^.-)☆
最初に見学しましたのが乾燥棟(キルン棟)で、次が蒸留棟でありました。
◆世界で「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」だけ!石炭直火蒸溜
長い年月といくつもの工程を積み重ねてできる美味しいウイスキー。「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」では、先代から受け継がれたこだわりの工程を、五感で学ぶことができます。その中から「蒸溜棟」をご紹介。
ポットスチル(単式蒸溜器)が並ぶ蒸溜棟は、原料の麦汁に酵母を加え醗酵させてできた「もろみ」を蒸留し、アルコールを取り出す作業をする施設。余市蒸溜所では世界でここだけの、創業当時から続く石炭による伝統製法「石炭直火蒸溜」が行われています。
石炭での直火蒸留は温度調整が難しく、熟練の技を持った職人が必要不可欠。コスト面でも決して効率が良いとは言えません。それでも芳ばしい香りと力強い味わいを持ったウイスキーをつくるため、石炭直火蒸溜を守り続けます。
施設が稼動している時期は、数分置きに約700度の熱気の中、石炭をくべる職人技を実際に見ることができます。迫力がありますよ!
※真夏と真冬は温度調整が難しいため蒸溜棟は稼動していません。
蒸留棟には他にもニッカウヰスキーならではの特徴があります。それはポットスチルに飾られた注連縄。これは創業者・竹鶴政孝氏の実家が造り酒屋であったことから、「良いウイスキーができますように」と願いを込めしめられています。
また、写真の中の小さなポットスチルは、創業当時に使用していたもの。こんなところにも注目して見学してくださいね!
--- https://www.travel.co.jp/guide/article/4898/ --- より引用。
次に向かいましたのが「醗酵棟」です。
今回は見学出来ませんでしたけど、「粉砕・糖化棟」では麦芽を粉砕し温水を加え、麦汁という、いわば麦のジュースを造ります。「粉砕・糖化棟」でできた麦汁は、こちらの「醗酵棟」へ運ばれます。
「醗酵棟」は、ガラス越しの見学になりましたが、この巨大なタンクの中で、酵母が加わり、麦のジュースが麦のお酒へと変わっていくのです。タンクには水冷ジャケットがついていて、温度管理はばっちりとの事です。
糖化や醗酵などの行程は、外の展示パネルで詳しく説明されています。
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