2017年 某協会福山支部の皆様と「和歌山方面研修旅行」行きでした(^.-)☆ <13/14>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もっと時間がありましたら、ユックリと散策を楽しめましたのですけど、時間的制約から駆け足で(^-^;

 ◆和歌山城西之丸庭園

 和歌山城西之丸庭園(わかやまじょうにしのまるていえん)は和歌山県和歌山市の国の史跡和歌山城内にある日本庭園。通称は紅葉渓庭園(もみじだにていえん)で、その名の通り庭園内には紅葉が繁茂する。国の名勝に指定されている。

 ★概要

 江戸時代初期に、紀州藩初代藩主徳川頼宣が和歌山城北西隅の西之丸に隠居所の御殿と共に築いた池泉回遊式庭園である。虎伏山麓の斜面という立地を生かして湧水を利用した2段の池と瀧を設け、さらに内堀の一部をもう一つの池として庭園に取り込むことで広がりをもたせており、内堀の畔に池亭「鳶魚閣」を配することにより連続性を確かにしている。
 江戸時代初期築造の大名庭園において日本屈指の名園と評されていたが、明治維新後は長らく荒廃していた。しかし城郭内に現存する庭園の遺存例は極めて少なくその希少性もあって文化庁主導の下1970年代より大掛かりな発掘調査と復元整備が開始され、1985年11月27日国の名勝指定を経て、2006年4月に御橋廊下が復元されている。

 ・施設

 鳶魚閣(えんぎょかく)
 紅葉渓橋
 紅松庵(こうしょうあん) -- 1970年の発掘調査で確認された茶室の遺構に建てられた数奇屋造の茶室。1973年に和歌山市出身で名誉市民の松下幸之助が寄贈したもの。
 御橋廊下 -- 二の丸と西の丸を結んで斜めに架かる廊下橋。2006年4月に復元された。

 ・利用情報

 開園時間 -- 9:00-16:30(紅松庵は16:00まで)
 休園日 -- 12月29日-12月31日(紅松庵は翌年1月3日まで)
 入園無料
 紅葉の見頃 -- 11月下旬-12月上旬
 所在地 -- 〒640-8146 和歌山県和歌山市一番丁

 和歌山城とお別れしますと、次は『たま駅長』で有名な『貴志駅』に向かう事となりました。

 ◆貴志駅

 貴志駅(きしえき)は和歌山県紀の川市貴志川町神戸(こうど)にある和歌山電鐵貴志川線の駅。駅番号は14。
 当駅の売店の飼い猫「たま」が同社より正式に駅長に任命されたことで話題を呼んだ。

 ★歴史

 南海電気鉄道時代は有人駅で、駅の隣側に倉庫が建てられていた。貴志川線の和歌山電鐵への移管に伴い2006年4月1日から無人駅とされた。この際に駅と倉庫の間に置かれていた猫小屋が、土地が紀の川市の公有地となったため撤去を求められ、「猫たちを駅の中に住まわせてもらえないか」とたま達の飼い主から相談を受けた和歌山電鐵社長の小嶋光信が「たまを駅長に就任させる」というアイデアを打ち出した。
 たまの駅長就任以後、改札口では、平日昼間にはたま駅長が改札台の上に乗って乗降客を出迎えていることがあった。2008年1月5日にたまが客招きの功績から「スーパー駅長」に任命されたのを機に、同年4月20日に出札窓口の跡を利用して、水戸岡鋭治デザインの猫用「駅長室」が設置された。

 ★年表

 1933年(昭和 8年) 8月18日 -- 伊太祁曽駅(現在の伊太祈曽駅)--当駅間の延伸に際し、和歌山鉄道の駅として開業。
 1957年(昭和32年)11月 1日 -- 和歌山電気軌道との合併により同社鉄道線の駅となる。
 1961年(昭和36年)11月 1日 -- 南海電気鉄道との合併により同社貴志川線の駅となる。
 2006年(平成18年) 4月 1日 -- 和歌山電鐵への継承により同社貴志川線の駅となる。同時に無人化。出札窓口は閉鎖され、待合室に設置されていた自動券売機も撤去された。
 2007年(平成19年) 1月 5日 -- 駅の売店「小山商店」の飼い猫「たま」が駅長に就任。同居する「ちび」「ミーコ」も助役に就任。
 2008年(平成20年) 4月20日 -- 出札窓口跡を改装して、たま用駅長室を設置。
 2010年(平成22年) 2月   -- 開業以来の初代駅舎を解体し、新駅舎建設開始。
8月 4日 -- 新駅舎「たまステーション貴志駅」竣工、使用開始。
 2012年(平成24年) 1月 5日 -- 三毛猫「ニタマ」が駅長代理に就任。
 2015年(平成27年) 6月22日 -- たま駅長が死去。同月28日に駅構内にて葬儀(神葬祭・和歌山電鐵社葬)。
          8月11日 -- ニタマ駅長代理が駅長に昇格、「たま2世」を襲名。

 ★駅構造

 貴志川線の終着駅。単式ホーム1面1線と1線の保線用留置線を持つ地上駅である。線路は駅を過ぎても続いており、踏切を越えた先に2両分の引上線がある(保線用留置線も同じ位置まで伸びている。下の「改修後のホーム」画像参照)。夜間滞泊設定駅である。
 駅舎は長らく開業以来の木造駅舎であったが、老朽化のため観光拠点としてふさわしいよう2010年に建て替えられた。2270系「いちご電車・おもちゃ電車・たま電車」のリニューアルデザインを手がけた水戸岡鋭治による、「エコでネコロジー」をテーマとした猫の顔をモチーフとしたデザインで、南海辰村建設による和歌山県産の木材を多く用いた木造の駅舎に、伝統工法を用いた檜皮葺の屋根となっており、駅舎には「たまミュージアム貴志駅」という名前が付けられている。
 内部には正面より見て左側にたま駅長の飼い主が経営する売店「小山商店」とたま駅長の「駅長室」(共に日曜日休業)が、右手側には地元特産の果物のジュースやジェラートを販売する「たまカフェ」(毎月第3水曜日休業)が設けられている。右手側外には別棟で男女別および車椅子対応のトイレ、およびホームへの車椅子用のスロープが設置されている。
 ホームには「いちご神社」「おもちゃ神社」「ねこ神社」の三つの小さな祠が建立され、それぞれに電車と果物はじめ農作物、電車とおもちゃや遊具、電車とねこや動物全般を祀っている。 なおこのうち「ねこ神社」については、たま駅長の死に伴い、神葬祭を経てその「御霊」を鎮座させ、「たま神社」へと改装した。
 南海電気鉄道からの移管以前・以後を通じてスルッとKANSAI対応のカードは使用できない。かつて販売していた3・3・SUNフリーきっぷは利用可能であった。朝夕・混雑時のみ有人集札を実施し、小山商店では回数券と一日乗車券のみ販売している。

 ◆和歌山電鐵

 和歌山電鐵株式会社(わかやまでんてつ、WAKAYAMA ELECTRIC RAILWAY Co., Ltd.)は、和歌山県和歌山市に本社を置き、鉄道路線貴志川線を経営する会社である。岡山電気軌道(岡電)の完全子会社で、両備グループに属する。

 ★概要

 2006年(平成18年)4月1日より、南海電気鉄道(南海)から貴志川線を引き継いで経営している。社名は親会社の岡山電気軌道が社名を一般公募しその中から選ばれたものである。選ばれた理由は「時代に流されない、地域に根ざした名前」である。和歌山電鐵が旧字体の「鐵」となっているのは、「鉄」の文字を分解すると「金」を「失」うになり縁起が悪いこと、鉄(鉄道)の基本に立ち返るという意味であえて使用したものである。
 経営のモットーは「日本一心豊かなローカル線になりたい」。地元自治体、沿線住民、沿線学校関係者、商工会で構成する「貴志川線運営委員会」を社内に設置し、沿線住民の要望を取り汲んで活かす仕組みをつくっており、現場に対するアイディアや情報提供は同委員会が行っている。
 後述する「いちご電車」「おもちゃ電車」「たま電車」の運行や、貴志駅の猫の駅長「たま」(駅長であると同時に2013年(平成25年)1月5日より社長代理でもあった。)など特異な取り組みも行っている。
 2015年(平成27年)6月24日、たま駅長が6月22日に死んだと発表された。

 ★沿革

 2003年(平成15年)に南海が貴志川線の廃止検討を表明したことに対して、「貴志川町くらしを環境を良くする会」や、「南海貴志川線応援勝手連」、「和歌山市民アクティブネットワーク」(WCAN) などの沿線市民組織が存続運動を行い、それを伝え聞いたNHKが総合テレビ『難問解決!ご近所の底力』への出演を打診したことに始まる。NHKに出演した旧貴志川町(現紀の川市)長山団地住民が中心になって「貴志川線の未来をつくる会」が正式に設立され、6,000人を越える会員を集めて注目された。
 「貴志川線の未来をつくる会」を始めとする各市民組織の活動がかなりの盛り上がりを見せ、WCAN貴志川線分科会が貴志川線存続の費用対効果分析を行って存続の社会的な意義を科学的に裏付けるなどしたこともあり、地元の自治体も存続の意思を固め、鉄道用地などを南海から買い取ることなどを決めた。
 運行主体として第三セクターを設立するのではなく民間の企業等から公募することになり、岡電やトラベルプランニングオフィスなど9つの会社と個人がそれに応じた。岡電は締め切りの最終日まで応募を迷っていたが、和歌山の市民団体から応募依頼状が届いたことと、岡山県に本拠を置く市民グループ「路面電車と都市の未来を考える会」(RACDA) からの勧めや近畿地方の鉄軌道事業者からの応募がないことなどを勘案して応募を決断したと言われている。
 選考作業の結果、運行事業者として軌道経営の経験を有する岡電が選ばれ、岡電が100%子会社として和歌山市に設立した新会社が和歌山電鐵株式会社である。

 

 

 

 

 

 

 

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