福 岡城

　関ケ原の戦功によりこの地を領した長政は最初小早川氏が築いた名島城に 入ったが手狭であったため、新たに博多湾に面した福崎の地に築いた城。もともと福岡の地名は黒田氏発祥の地と言われる備前国の地名からきている。

　1601年から築城を開始し六年の歳月を要して築かれた城で47の櫓 を持つ大城郭となった。天守台も設けられたが幕府に遠慮して天守閣は築かれなかったようです。
　現在も現存(移築)である多聞櫓・潮見櫓・祈念櫓の他、大規模な石 垣、天守台等、多くの遺構を留めている。