2021/04/27(火) 岡山県矢掛町「西方院」&「伽藍山」散策 <1/4>

 ■2021年05月01日15:11
 4/27(火)は、岡山県矢掛町の「西方院」&「伽藍山」を散策でした(^.-)☆


 いつでしたか…WEB上に、「伽藍山」についてのこんな記載を眼にしておりました。で、いつの日か機会があれば一度登ってみたいと思っておりましたGONsanです。
 が、いつまでもそのような機会なんぞ訪れませんから、陽気な時候にと入りましたので、4/27(日)は運動も兼ねまして出掛けてみます事に(^.-)☆

 
◆岡山県矢掛 晩秋の伽藍山

 --- https://www.kojitusanso.jp/tozan-report/detail/?fm=21321 ---

 車に乗りながら気になっていた矢掛町の伽藍山に初めて登りました。
 伽藍山は里山の中でもさほど知られていませんが、コースによっては登山道がきちんと整備されており、江戸時代には山城があった山です。山頂にあった登山ノートを読むと、小学生から外国人、山城巡りの方などさまざまな人達が登っていました。
 今回は北にある嵐山公園から五頂山、伽藍山への縦走コースを歩きました。出発地点の嵐山公園はイロハモミジなどが紅葉が見ごろで快適に歩けるのですが、登山道に入ると木につけられたテープを頼りに歩くようになります。景色が変わらず、登山道が分かりにくい箇所もありますので、縦走コースは初心者だけの登山はおすすめできません。初心者や家族連れの方は伽藍山の西側の西方院コースが歩きやすそうです。
 縦走コースはほとんど展望が開けないのでやや単調な景色の中を歩きますが、伽藍山山頂は開けていて、小田川沿いに井原や矢掛の町が良く見え、なかなか感動しました。
 帰路は江良峠コースで極楽寺を経て嵐山公園に戻りましたが、地元の農家の人と話をしていたら、栽培しているみかんをいただきました。里山登山ならではのうれしい出来事でした。
 伽藍山は標高が低い里山なので、夏場は暑くて大変ですが、この時期なら虫も少なく快適に歩けますので、お近くの方は是非一度登って下さいね。井原線の矢掛駅からもアクセスできます。


 …と、こんな「伽藍山」でありますが、「西側の西方院コースが歩きやすそうです」との事ですから、迷わずGONsanは「西方院コース」を選択です(^.-)☆
 西方院にヤッて来ますと、駐車場は「伽藍山」に登ります方達も駐車可能のようですので、お言葉に甘え西方院の駐車場に駐めさせて頂きます事に。
 ですから、登ります前に、まずは「西方院」に参詣です。西方院は、矢掛町にある高野山真言宗の寺院であります。

 
◆伽楞山(がりょうやま)西方院(さいほういん)駐車場

 当院は、備中霊場第九十九番札所です。
 お時間がありましたら、本堂前にてお参りいただき本尊様のご加護をお受けいただきたいと存じます。ご参拝の皆々様に当山、不動明王のご加護を賜らんことをお祈りし、ご家族皆様のご健勝とお幸せを心よりご祈念申し上げます。
 -- 伽楞山 西方院 住職 合掌 --
 駐車場での事故等につきましては一切の責任は負いません。

 ◆登山者のみなさんへ

 西方院の駐車場及び「P」が利用できます。
 西方院のご厚意により駐車場及びトイレが利用できます。登山前に本堂を参拝、賽銭を入れて登山安全を祈願することをお勧めします。
 ※ 駐車場内の事件事故については、地権者及び本会は責任を負いません。
 ※ トイレを汚した場合は、自ら清掃をお願いします。
 
--- 江良元気会 ---

 それでは、早速、「伽楞山 西方院」に参詣です。
 山門脇には「木像金剛力士像 二躯」のこんな案内表示板が設置されておりました。

 
◆木像金剛力士像 二躯

 町指定重要文化財(彫刻)
 指定年月 平成14年6月19日
 所 在 地 矢掛町江良1705
 所 有 者 宗教法人 西方院

 この西方院の仁王門の金剛力士像・二躯は室町時代の典型的な寄木像の極彩色の仁王様である。右側が口を開いた阿形(あぎょう)像で、高さ159センチ、左側が口を閉じた吽形(うんぎょう)像で、高さ153センチである。
 なお、西方院は室町時代に、この伽藍山の頂上で栄えた極楽寺一山十二坊のうち、江戸時代の初めに、西麓の江良寺谷に下りた西極楽寺七坊の一つが、寛永11(1671)年に西方院と公称するようになった寺院である。

 
--- 矢掛町教育委員会 ---

 

 

 

 

 

 

 WEB上で「伽楞山 西方院 矢掛町」を検索してみますと、こんな記載がありました(^.-)☆

 ◆伽楞山 西方院

 --- http://minihenro.main.jp/s88/oda/oda88_img_garanyama.htm ---

 ・伽楞山(がりょうざん)西極楽寺西方院(真言宗)

 西極楽寺としての本尊は阿弥陀如来、西方院としての本尊は不動明王。合祀仏は十一面千手観世音菩薩、弘法大師。
 「江良の史跡めぐり(p.18、p.20)」に阿弥陀如来坐像、不動明王立像、毘沙門天立像、十一面千手観世音菩薩立像、弘法大師坐像の写真が掲載されている。
 『おん あみりた ていせい から うん』
 『のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん』
 『おん ばざら たらま きりく』『南無大師遍照金剛』『南無毘沙門天王』『おん べい しらまんだや そわか』

 ・高野山真言宗備中霊場第99番

 備中国(小田郡・後月郡・浅口郡)三十三所観世音菩薩霊場第19番札所
 「月見れば まづごくらくぞ おもわるる 入りかたたちか ふじの山の葉」

 寛永年間(1624-1645年)の頃、伽藍山の山頂にあった伽楞山極楽寺(一山十二坊)は本堂を残して麓へ下った。江良へ下った七坊(西の坊、辻の坊、大光坊、金剛坊、新蔵坊、西明坊、大坊)が西極楽寺、里山田へ下った五坊(塔善坊、坂の坊、阿賀井坊、仁王坊、宇根坊)が東極楽寺となる。
 現在では伽楞山西極楽寺西方院(西の坊)、伽楞山大光院(大光坊)、伽楞山西明院(西明坊)、伽楞山極楽寺(東極楽寺)以外は廃寺となっている。
 金剛院(金剛坊)は昭和8年に妙覚寺と合併して西岡山四王寺(しおうじ)となっている。

 詳細は「矢掛町史(pp.991-992)」を参照
 「御登極記念 小田郡誌(p.163 大正13年)」に「西方院の本尊は不動明王なり。西方院の境内には仁王門・鐘樓・本堂・庫裡あり。」と記されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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