八王子市 片倉城跡公園 <1/2>
片倉城跡公園

 築城は、鎌倉幕府初期の重臣、大江広元を祖にもつ長井氏によって室町時代に行われたという説があるが定かではない。

 城主も城が放棄された時期もはっきりとは解らない。しかし、後世の改変が加えられているものの空堀・土塁等の名残があり、15世紀後半の中世城郭の形態を示す典型的なもの。現在は、公園として整備されており、水車小屋や長崎の「平和祈念像」の作者として有名な彫刻家北村西望の作品など17基の彫刻が設置されている。

 また、3月下旬にカタクリ、4月にはサクラが彫刻に彩りを添える。


 入口(旧来大手門があったところから反対側にあたる)には、無数の銅像・オブジェが立ち並び、アーチスチックな雰囲気が漂い、市民の憩いの場所として賑わっている。また、本丸と二の丸は広場として整備され、2つを分ける大堀切に橋がかかっている。

 城跡が残る場所は湯殿川と宇津井川に挟まれた小比企丘陵の舌状部分に位置しており、城北側は湿地帯となって敵の侵入を防いでいたと推測され、その規模は小さいながらも堅城であったものと推察。途中には時の城主、鎌倉管領永井大善大夫道広が応安5年(1372)、摂津国住吉神社を勧請した神社が鎮座する。

  

  

  

  

  

  

  

  

(左)(中)住吉神社です(^.-)☆

  

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