2015年 福山港見学会 <3/6>

 

 

 暫くしますと、皆さん左側のデッキに移動しカメラのシャッター音。GONsanも眼を向けますと、うん、うん、「平成いろは丸」が仙酔島に向かっておりました(^.-)☆

 
◆平成いろは丸

 2010年(平成22年)1月9日(土)、「平成いろは丸」の就航式が行われました。
 平成いろは丸は全長約22メートル、19トン・定員は99人と本物より小ぶりですが、船内には龍馬の写真や古い操舵輪、コンパスも設置され、レトロな雰囲気が漂い仙酔島までの短い航海を楽しめます。

 ・鞆の浦と「いろは丸」龍馬のゆかりとは…

 幕末の英雄、そして2010年の大河ドラマの主人公でもある、坂本龍馬。その「龍馬のゆかりの地」としての「鞆の浦」をご紹介いたします。
 坂本龍馬が京都の近江屋で暗殺されるわずか半年前、翌年には明治になろうとする慶応3年1867年4月23日、「いろは丸事件」は起こりました。
 土佐海援隊隊長、坂本龍馬が運用した、伊予大洲藩から借り受けた西洋式の蒸気船「いろは丸」。最初の航海で物資(鉄砲)を運ぶために長崎から大阪に向かっている途中、瀬戸内海、備讃瀬戸の六島(現在の岡山県笠岡市)で紀州藩の明光丸に2度にわたって衝突されてしまいました。その後、近くの鞆港(現在の広島 県福山市)に曳航しようとしましたが、浸水のため宇治島沖で沈没してしまったのでした。

 その後、両方鞆の浦にとどまり繰り返し賠償交渉が行われました。
 交渉は難航し、鞆ノ浦では決着が付かず、舞台を長崎に移して行われました。その後も交渉は難航したものの、坂本龍馬の卓越した政治力、したたかな交渉能力、広範囲な人脈の駆使、傑出した対応・戦略により、賠償金七万両を龍馬達「いろは丸」側が受け取ることで決着がついたのでした。

 いろは丸を見送り、また視線をデッキ右側に戻しますと福禅寺が眼の前に(^.-)☆

 ◆福禅寺

 福禅寺(ふくぜんじ)は、広島県福山市鞆町にある真言宗大覚寺派の仏教寺院。山号は海岸山、院号は千手院。境内は「朝鮮通信使遺跡鞆福禅寺境内」として国の史跡に指定されている。
 沼隈(ぬまくま)半島の先端に位置し、沿岸一帯は鞆ノ浦と呼ばれ、仙酔(せんすい)島や弁天島、朝鮮使節李邦彦にその眺望を(日東第一形勝)と賞された対潮楼、半島南西端、沼隈町側の阿伏兎(あぶと)岬にある阿伏兎観音(磐台寺)など、島と海との好景に恵まれている。瀬戸内海国立公園に含まれ、また鞆公園として国の名勝となっている。

 ・沿革

 創建は平安時代の950年頃、空也による創建と伝えられる。現在の本堂と隣接する客殿(対潮楼)は江戸時代の元禄年間(1690年頃)に建立された。
 江戸時代を通じて朝鮮通信使のための迎賓館として使用され、日本の漢学者や書家らとの交流の場となった。
 1711年(正徳元年)に従事官の李邦彦が客殿からの眺望を「日東第一形勝(朝鮮より東で一番美しい景勝地という意)」と賞賛し、1748年(延享5年)に正使の洪啓禧が客殿を「対潮楼」と名づけた書を残す。
 いろは丸沈没事件の際、海援隊と紀州藩の交渉の場となった。

 ・文化財

 朝鮮通信使遺跡 鞆福禅寺境内(国の史跡)、木造千手観音立像(福山市重要文化財)、木造地蔵菩薩半跏像(福山市重要文化財)、木造役行者像及び二鬼(前鬼・後鬼)像(福山市重要文化財)


 …と、こんな福禅寺・対潮楼であります(^-^)//"

 

 

 

 

 

 

 

 

 フェリーは弁天島前を通過です。
 鳥居のあります島が弁天島で、その後方が仙酔島。結構美しい景観であります(^.-)☆

 ◆弁天島

 弁天島(べんてんしま、べんてんじま)は弁才天(弁天、弁財天)信仰に由来する島名で、日本には各地に存在する。インドに起源を持つ弁才天は財産の神として崇められるのみならず、水神としての性質を併せ持ち、海難事故を避けたり、大漁を祈願する漁師たちの守護神として日本各地の小島に祀られてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 弁天島を通過しますと、フェリーは円福寺・稲荷神社の存在します岬を廻り鞆港内へ。
 そして常夜灯を眺めながら港内でユックリと旋回です(^.-)☆

 こんなアングルで常夜灯を眺めますのもまたイィものであります。
 こんな機会でもありませんと、まずこんな景観は楽しめないかも分かりません(^_^)v

 常夜灯周辺におられます観光客の皆様の視線は、私たちの乗っていますフェリーにと向けられておりました。
 「何だ、このフェリーは?…」と不思議そうな視線であったのかも分かりませんねぇ〜
 港内で旋回し、また港外へと向かって行くのですから(^-^)//"

 

 

 

 

 

 

 

 鞆港の外に出ますと、後は同じルートで福山港に帰るのみ。
 また弁天島の近くを通りましたけど、弁天島をこんなアングルで眺めますのは久し振りのGONsan。

 大変キレイな景観でありました。
 この日は幸いに天候が良かったですから、一層キレイに弁天島が見えてしまいます。
 その脇には何艘かの釣り船が…本年も残り少なくなりましてこんな時期だと言いますのに、のどかな瀬戸の海。

 風もなく、波もなく、穏やかな瀬戸の海でありました(^-^)//"

 

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