22005/02/11 三原・神明市 <1/6>
 今日から3日間は、広島県三原市で“神明市”が開催です(^.-)☆
 で、嫁さんと散策がてら出かけて来ましたけど、あいにくの冷たい気温にも拘わらず大勢の人出で賑やかでした(^_^)v
 こんな“神明市”をご案内させて頂きますネ(^-^)/

【神明市】

 「神明市」は、毎年、2月の第2日曜日を含む3日間開催され、シンボルの日本一の大ダルマのもと、本町・館町・東町一帯に、ダルマや植木などの露天市がぎっしりと並ぶ三原の冬祭り。

 神社を中心に露天が並ぶ祭りは全国にたくさんあるが、神明祭のように、露天市が主役で、神さま(神明さまと呼ばれる道路守護の神さまが祭られておる)がわき役になっている祭りは、大変珍しい。

 ところで、三原の夏祭りと言えば「やっさ祭り」であるが、神明祭りもやっさ祭りも、はじまりは、小早川隆景と伝えられている。
 やっさ祭りが、三原城築城を祝った踊りということはよく知られてますが、神明祭りはと言うと、約400年前、三原城主であった隆景が、とんど祭りの日に、全国から商人を呼び集め、盛大な市を開催し、これを「神明祭」と呼ぶことにしたのがはじまりだそうだ。

 そして、神明市が活気にあふれている年は景気がいい、逆に、活気がない年は、領民のふところ具合が寂しい、とその年の景気の判断をして、キメ細かい政治をするために役立てたということだ。

 明るい一年になるよう、活気あふれる神明市になってほしいですね。

【大ダルマ】

 神明市のシンボルになっている大ダルマは、高さ4.3m、廻り(直径)3.5m、重さ180kgです。
 高さ4.5mのところに設置されます。

【植木市】

 三原の神明祭は、古式をそのまま残した行事として近郷近在の人達が、われもわれもとお詣りする「賑やかしの市場祭」として独特の雰囲気をかもし出す面白さがあり、もとは農具、苗木、種子物などが売られたことにより植木市に発展したと思われ、参詣者の楽しみの一つとなっています。
 
【ダルマ市】

 江戸時代の末頃から、神明市で縁起物として鉢巻きダルマが売られはじめ、別名「ダルマ市」とも言われるようになりました。神明市に集まった人々は家族の数だけダルマを買い求め、その背に一人ひとりの名前を書き入れ神棚に供え、一家円満、開運縁起物として珍重されてきました。
 
【神明御山】

 三原では、伊勢神宮の神霊(分霊)を小正月(旧1月14日)の左義長のときに祀っていました。
 左義長は、正月に飾った松飾りや注連縄などを集めて焼く行事(とんど)で、この日に神明様の祭りを行ったことから、左義長のためにつくる注連山を「シンメイ」と呼ぶようになったと言われています。

 神明御山は、正月4日から作りはじめ背の高い竹(高さ九間)を芯にして、正月飾りに用いた松、山草、藁などを利用して長く巻き立てるよう御山を作り頂天に神弊を立て、竹の枝には日の丸扇を吊り、竹の周りに扇の丸を配しその下に若草の丸、梅の丸、紫の丸を順次つけ、竹を配して神の宿る標山として祭られ、極めて神聖なものとして取り扱われます。

このルートでの“神明市”散策でした(^.-)☆

  

(左)山陽本線下りホームから福山ロッツ無料巡回バスを (中)JR三原駅です (右)三原駅前に設置されました神明御山です

  

(左)(中)三原城跡・天主台跡には三原駅構内から入ります(^.-)☆

三原城跡・天主台跡です

   

  

↑↓ 三原城跡・天主台跡の景観です(^.-)☆

  

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