世界文化遺産“平等院” <1/2>

世 界文化遺産“平等院”

 宇治上神社と共に世界文化遺産になっている平等院は、10円硬貨のデザインとしても有名。国宝の阿弥陀堂は、平安貴族が夢にまで見たあこがれの極楽浄土 の宮殿。創建当時の唯一の建物で平安時代後期、永承7年(1052)宇治関白藤原頼通が、父道長の別荘を宇治殿を寺に改め平等院と名付けた。

 「鳳凰堂」は翌年に阿弥陀堂として建てられ、仏師定朝の作になる阿弥陀如来像が安置されている中堂と、左右の翼廊、背面の尾廊で成り立っています。大屋 根には鳳凰が飾られ、内部は絢爛な宝相華文様や極彩色の扉絵で装飾されています。境内に桜、ツツジ、フジ、スイレンなどの花々で彩られ、浄土世界を再現さ せたような絢爛さです。

宇 治橋

 宇治橋は大化2年(646)大化の改新の翌年に奈良・元興寺の僧、道登(どうと)が初めて架けたものといわれ、瀬田の唐橋と並ぶわが国でもっとも古い橋 の一つです。

 長さ155bの現在の橋は、96年3月に架け替えられたもの国産桧高欄、寛永13年作のものモデルにしたて擬宝珠などを使って架け替えられ、宇治川と周 辺の美しい山々とが調和した優雅な橋です。橋の上流に張り出した場所があります。ここは本来橋の守り神である橋姫を祭っていた「三の間」で太閤秀吉がここ から茶の湯を汲ませたエピソードも残っている。今でも宇治「茶まつり」ではここから水を汲んでいます。ここから眺める上流の景色は最高に美しい。
  

(左) 門真市駅近くの宿泊ホテルの窓から降雨の夜景です (中)寝屋川市内を通行中に撮りましたものです (右)宇治橋です

  

   



  

  

  

  

(左) (中)平等院ミュージアム“鳳翔館(ほうしょうかん)”

← 戻る  Contentsに戻 る   トップページに戻る  進む →