2022/06/18(土) 風待ち月の『手作り作品展』鑑賞 <1/4>

 ■2022年06月22日11:36
 6/18(土)は、枝広邸で開催の「風待ち月の『手作り作品展』」を鑑賞でした(^.-)☆


 以前から、孫達のママの母上が、ステンドグラス作りを嗜んでおられる旨聞いておりまして、先日、孫達の来訪時でしたか…「沼隈の枝広邸で『手作り作品展』に展示している…」との事。
 そぅ言えば、つぃ最近、枝広邸での「手作り作品展」の記事を中国新聞朝刊で眼にしましたような…
 で、急いで捜してみましたら、うん、うん、ありましたネ。6/14(火)の朝刊に、記事掲載が(^.-)☆
 展示は、6/19(日)までとの事でしたから、6/18(土)には、早速、嫁さんと鑑賞に出かける事となりました(^-^)/
 でも、「枝広邸」とは、どんな建物なんでしょう?…出掛けます前に、WEB上で事前学習となりました(^-^)


 ◆そこかしこに、伝統文化を伝える「福山市ぬまくま文化館(枝広邸)」

 --- http://www.sky-net.or.jp/edahirot/ ---

 ようこそ
 枝広邸は幕末から三代続いた開業医の邸宅を改築し、地域のコミュニティーの場として皆様にご利用いただける施設です。どうぞお気軽にご利用ください。

 ◇福山市ぬまくま文化館
 〒720-0313 広島県福山市沼隈町大字常石2323番地2
 TEL・FAX:084-987-0003 Mail:edahirot@sky-net.or.jp
 ◇開館時間 9:00〜17:00
 ◇入館無料
 ◇休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌日が休みになります)

 ◆枝広邸(福山ぬまくま文化館)について

 --- https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000191239/ ---

 江戸時代の幕末より三代続いた、歴史と文化の薫りがする個人開業医の邸宅の枝広邸。親族の協力を得て福山市が買い取りリノベーションをし、「福山市ぬまくま文化館」の名称で、地域のコミュニティーの場となっている。
 日本特有のわびさびの心を伝える花見や月見での茶会、ひな人形展や陶芸展といった文化的なイベントを定期的に開催。
 敷地の大きさは約450坪あまり、数寄屋造りの和室に2畳の広さの茶室「清泉堂」や展示室、図書室などが備わっている。

 ◆福山市ぬまくま文化館(枝広邸)庭園について

 --- https://oniwa.garden/fukuyama-city-edahirotei/ ---

 「福山市ぬまくま文化館(枝広邸)」(ふくやましぬまくまぶんかかいかん・えだひろてい)は当地で江戸時代から続いた町医者・枝広家の旧邸。現在では地域のコミュニティ施設/文化施設として活用。
 和室及び茶室は、数寄屋建築/茶室研究の第一人者・中村昌生の設計、庭園は『足立美術館』でも世界的に有名な中根金作の作庭。
 知ったきっかけは確か中根金作の作庭実績から。福山市で中根庭園と言うと『神勝寺 禅と庭のミュージアム』ですが、他にもあったのか…!しかもこの沼隈支所のある地域、神勝寺⇒鞆の浦へバスで移動した時通過してたよな…。
 その後、建築も中村昌生の作と知り「行かねば…!」と思っていた場所。2021年春に初めて訪れました。

 江戸時代以前は港町『鞆の浦』から程近い農村として、近代〜現代には常石造船を筆頭とした工業の町として発展した旧・沼隈町。
 枝広家は沼隈で幕末から三代目まで続いた開業医でした。昭和の終わりにその邸宅が沼隈町に寄贈され、1987年(昭和63年)に開館。2005年に福山市への合併に伴い現在の施設名に改名。
 和室(主屋)と茶室“梔子庵”、お座敷から眺める枯山水庭園は開館にあたって新築/作庭されたもの。
 “梔子庵”(くちなしあん)の命名は滋賀県の『永源寺』管長・篠原大雄老師。中根金作・中村昌生両名が携わった『神勝寺』が臨済宗永源寺派の寺院(で、滋賀・永源寺から移築されたお堂がある)ので、神勝寺からの流れで枝広邸の依頼もあったんだろう。(そういう意味でもセットで訪れることをオススメしたい場所)

 一方で。主庭園および茶室“清泉堂”は幕末〜明治期に造営されたものが残ります。こちらが素晴らしい!
 築山の上に鎮座する二畳のお茶室・清泉堂。敷地外から見ると月と星の透かし彫りがかわいい。そしてそこに至るまでの園路が…渓谷のような深い池が掘られ、渓谷の景勝地を表現したような石組で土留めされ、石橋を渡り岩穴(トンネル)をくぐって茶室へと至る。
 あえて複雑に作庭された庭園と、二畳のシンプルな茶室のバランス…。近代の先人のセンス、世界観!現在見られるセメントのブロックやなんかは昭和末の開館の際に補強・補修されたものなのかなあと想像するけど。その庭園の範囲内以上に迫力を感じる庭園。繰り返しになるけど、『神勝寺』と併せて訪れるべき庭園。

 ※ なお竹原市の『旧森川邸』に沼隈から移築された大座敷があるので。往時の沼隈には他にも立派な邸宅や日本庭園があったのだろうなあ。
 (2021年5月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)


 …と、こんな「福山市ぬまくま文化館(枝広邸)」のようであります。
 到着しますと、5〜6台駐められます所定の駐車場は満車でしたけど、周辺には結構駐車スペースが有りますので、近くの駐車スペースに適当に路上駐車です(^.-)☆
 それでは、入館です(^-^)//"

 

 

 

 

 

 畳敷きの各和室に作品は展示。訪れておられます方もさほど多くはありませんので、写真を撮らせて頂きながら、ゆっくり順番に拝見です(^.-)☆

 
◆木工芸

 * 私だけの天然の一文字
 お宮・お寺の参道また山道でしか見られない枯木です。
 人に踏まれて何百年、階段と成り、水止めと成り変形した松の根っこです。
 天然の一文字。
 今の参道等は舗装に変わり、地面を見るところもまれになりました。

 ◆綿花から作った手作りセーター

 畑のある方に、「わたの種」を植えていただき、福祉施設(神原こうじクリニック介護予防通所リハビリテーション)で、「たね」と「わた」を分ける作業をゆび先のリハビリとしてしてもらい、「糸」として、その後つむぎ、セーターに編み上げました。
 5年の歳月をかけ完成させた、夢かなったひと品です。

 --- 夢の仲間たち ---

 ◆ごあいさつ

 * 企画展〜風待ち月の「手作り作品展」
 風を恋しく待ち、ほんのささやかな風にも喜びを感じることができる「風待ち月」(6月)の季節に、一般公募し、心を込めて作られた手作りの作品(木工芸・陶芸・ステンドグラス・手工芸)
を、当館の庭園を眺める和室に展示いたしました。
 この度は、13名と2グループの方々の、日々こつこつと心込めて手作りされてきた作品を、作られた方の思いのコメントと共にも見ていただきたいと思います。
 また風光明媚な沼隈の地に、個展・グループ展の出来る貸し館(枝広邸)があねという事も、多くの方々に知っていただき、文化発信の手助けになればと企画いたしました。
 どうぞ皆様、心地よい風を感じ、初夏の庭園を見ながら、ごゆっくりご観覧ください。

 
--- 2022年(令和4年)6月11日 福山市ぬまくま文化館(枝広邸) ---

 ふ〜ん、「風待ち月」は、季語で『6月』なんですねぇ〜WEB上で『風待ち月』を検索しますと、こんな記載が…

 ◆3月は「夢見月」6月は「風待ち月」など、月の名前には素敵な別名があるんですよ。

 --- https://todawara.hatenablog.com/entry/2020/11/12/151626 ---

 暦の上での月の名前と言えば、「睦月・如月・弥生・卯月・皐月・水無月・文月・葉月・長月・神無月・霜月・師走」という呼び方が一般的に良く知られていますが、実はこれ以外にも月の異名って沢山あるんですよ。
 たとえば、1月をとってみましても睦月の他に、祝月(いわいづき)とか歳初とか、その他にも正月、屠蘇などなど…
 一つの月の別名が、和風の物や中国風の物を合わせると、何十個もあったりするんです。
 そこで、今回はその中でも「この呼び方って素敵!」と私が感じた月の異名を3つずつセレクトしてご紹介いたします。
 (中略)
 6月(水無月) -- 風待月(かぜまちづき)・涼暮月(すずくれつき)・鳴雷月(なるかみつき)
 「みなづき」の「な」は「の」という意味なので、「水無月」は水が無い月という事ではなく、田んぼに水を張る「水の月」を表わしてます。
 夏になり、暑くなってきて、風が吹いてきてほしいから「風待月」(かぜまちづき)という名前もあります。
 「風待月」って素敵な名前ですよねえ…
 真っ青な夏の空の下に翻る、真っ白いヨットの帆を思い浮かべてしまいます。
 「涼暮月」(すずくれつき)という呼び名もロマンチックですねえ。ゴロゴロと雷雨の多い「鳴雷月」(なるかみつき)の雨上がりに涼しい夜風が吹いているような感じですね。
 6月って、格別カッコイイ異名に恵まれてる気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆イグサ編みの作品

 浪人笠や虚無僧笠など、伝統的な笠作りを継承する一方、備後の伝統技術を駆使して、独自に「イグサハット」を創作しています。

 ◆かずらのかご

 趣味の一つの山歩きで見かけた「つる」を、何かに利用できないかと思ったのがきっかけ。
 独学でやっているので、まだまだ未熟ですが、とりあえず楽しんで作ってます。野菜、果物、花などを入れると映えますよ。

 --- 石黒 顕一 ---

 ◆ちりめん細工・切り絵・紙細工

 この度、枝広邸で作品展に参加させて頂くことになり、楽しみにしておりました。
 私は10年前、両親の介護をしながら独学で作品作りを始めました。
 色々な作品を作っているうちに、オリジナル作品に挑戦してみたいと夢が膨らんできました。
 作品が出来上がった後は、いつも眺めるたび、次の作品を考える楽しさが止まらなくなりました。
 私の周りの友達は、作品を見るたび次の新作を楽しみにしていると言ってくださいます。
 1年前から「切り絵」も独学で挑戦している中で、独自の作品を考えている毎日です。
 私は小さな夢があります。この世に独自の作品を残したいと思いがありますが、夢は夢で終わってしまうかもしれませんネ。
 作品作りを続けて良かったことは、穏やかな気持ちでいられることが、私にとって第二の人生だと思っています。

 
--- 乗兼 恵子 ---

 

 

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