2019年 「鬼ノ城 & 岩屋」散策 <2/5>

 

 ・水門跡

 城内に4つの谷があるため、谷水の処理が必要であり、6ヶ所に水門が設けられている。
 水門は、外面の下部を石垣積み、上部は版築工法による土積みで、背面は石垣積みである。通水溝は石垣最上部につくられており、これは他の古代山城にみられない鬼ノ城の水門の特徴である。第四水門の通水溝は欠失しているが、これは谷が大きく水量が多いため壊れたものである。

 

 

 

 

 

 第1・第2水門から少し下って来ますと南門跡が存在です。ここでは3家族の皆様がノンビリと過ごしておられます。

 ・南門跡

 西門跡と同構造・同規模の12本柱からなる堀立柱城門である。開口部の大きさも西門跡とほぼ同じだが、門扉の柱は一辺最大58cmでわずかに小さい。城内へは高低差があるため、7段の石段がつけられているが、眼前には高さ5mの尾根があり、行く手を阻んでいる。城内壁に沿って、開口部の両側に敷石があるが、その一部は城壁上の敷石である。城壁中に柱列(塩化ビニールで代用)があるが、これは板塀用の柱と考えられる。
 この門の正面は急斜面となっており、どの位置から出入したのかはっきりしない。南門は、廃棄後焼失しているが、西門も同様に廃棄後焼失している。


 南門を暫し拝見し、また散策続行です。
 下っておりますと5人連れのご家族、そして3名の若者グループと擦れ違いです。
 皆さん、GONsanと逆廻りで鬼ノ城を一周のようですけど、う〜ん、どちらが楽な周回コースなのでしょう(^-^)
 マップで確認しますと、どっちもどっちのようですねぇ〜ですけど、GONsanの後方からはどなたかヤッて来られます気配はありません。と、言う事は、GONsanのコースが一般的ではありませんのかも…

 そぅは言いましても、先ほどの南門跡でご家族連れの皆様に説明しておられましたボランティアガイドsan、GONsanの随分先を進んでおられまして、南門でガイド開始となりました。
 つぅ事は、一通り説明が終わりますと、またGONsanと同じコースで周回されますのでしょうから左廻りでの周回も決しておかしくもないのでしょうネ…
 ですけど、このガイドsanに追いついて説明を拝聴しながら一緒に周回しよう…との想いは叶わなくなりましたネ(^-^;
 あの説明の調子では、もっと時間を費やされますでしょうし…GONsanに追いつく歩きはされませんでしょうから…

 そぅしていますと、少し展望が開けた地点に…眼下には鬼ノ城ゴルフ倶楽部のコースが…カートは見えるのですけど、プレイしておられます方のお姿は眼に入りません。
 GWなのに少し意外ですけど、駐車場にはそれなりに車が駐まってはおりますネ(^-^)//"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 南門--第3水門と進んで行きますと、若者お二人連れ、そしてご夫婦連れに擦れ違い分岐路に。はてさて、どちらに進もうかと思案しておりますと、すぐそばに「鬼城山案内図」が設置されておりました。
 直進しますと近道ですけど、「第4水門」「東門跡」は見る事が出来ません。で、迷わず右側に下って行く事となりました。
 下って行きますと、また上りの遊歩道となりますのでしょうけど、「第4水門」「東門跡」を見ない訳にはいきません(^-^)
 頑張って散策続行です(^-^)//"

 

 

 

 暫く下って行きますと、ほどなく東門跡に到着です。

 ◆東門跡

 鬼ノ城で最初に発掘調査した城門跡である。開口部の床面を石敷きにしているのは、ほかの城門と同じだが、柱の数や種類は異なり、正面1間(3.3m)、奥行2間(5.6m)の6本柱からなる掘立柱城門である。柱の大きさは最大径58cmの丸柱の多用が目立つ鬼ノ城では異質ともいえる。
 城内には20×15mの一枚岩の巨岩があり、行く手を遮っている。南門跡の尾根と同じ役割を果たしているのであろう。城壁中に5本の柱列があるが、南門の例と同じ板塀用の柱と考えられる。


 東門を通り過ぎますと、今度は上り道。下って来ましたのですから元の遊歩道まで戻りますには上るしか(^-^;
 元の遊歩道まで戻りました所には、「鍛冶工房跡」の表示板が…

 「鍛冶工房跡」をWEB上で捜してみますと、

 ◆総社・鬼ノ城に鍛冶工房ゾーン確認 遺構2カ所目 鉄滓など出土

 --- 2009-09-04 11:50:48 ---

 先月の大雨によって土塁が崩れてしまった鬼ノ城。日本100名城でもあるこのお城で新たな遺構が発見されました!
 その遺構は鍛冶工房の跡らしく、これで鬼ノ城2箇所目の遺構になるそうです。
 工房跡からは鉄滓(てっさい)などが出土、この一帯が鍛冶工房だったことが裏づけされています。詳細は以下。

 ★総社・鬼ノ城に鍛冶工房ゾーン確認 遺構2カ所目 鉄滓など出土

 古代山城・鬼ノ城(国指定史跡、総社市奥坂)で岡山県古代吉備文化財センターが進めている発掘調査で1日までに、同城内2カ所目となる鍛冶(かじ)工房の跡が確認された。鉄の不純物・鉄滓(てっさい)が大量に出土、炉壁や鉄器の一部も見つかっており、鉄器の生産・補修が行われていたとみられる。以前に見つかった鍛冶工房跡と近く、一帯に工房ゾーンが広がっていた裏付けになると注目を集めている。

 -- 引用元:総社・鬼ノ城に鍛冶工房ゾーン確認 遺構2カ所目 鉄滓など出土(山陽新聞)


 …と、こんな記載。
 2009年と言いますと10年前ですけど、ふ〜ん、まだまだ新たな発見が今後もありますのかも分かりませんねぇ(^-^)//"

 

 

 

← 戻る  Contentsに戻る  トップページに戻る  進む →