2006/05/20〜21 第39回福山ばら祭り <5/11>
 ■シンボルロード一部完成 福山

 --- 2006/05/19 中国新聞 ---

 福山城下の旧入り江沿いで福山市が整備を進めているシンボルロードのうち、国道2号の北側部分が完成した。二十一日、福山ばら祭2006に合わせて地元住民が式典を開く。完成を記念し、かつて中心部で市民が担いだり、台車を引いたりした「とんど」を復活。沿道の一角には、入り江のあった当時の写真を展示する。(畑山尚史)
 
 完成したのは、元町、宝町の市道交差点から国道2号までの約五百三十メートル。水をイメージし車道の一部を青く舗装し、歩道にはガス灯や入り江に架かっていた橋のモニュメントなどを設置した。
 
 地元のきたはま通り商店街振興組合(星野由幸理事長)などが市に提言を重ね、完成にこぎ着けた。二十一日の式典では、通り全体を全長千メートル余りのテープで囲み、千六十人で一斉にテープカットをして祝う。
 
 復活させたとんどは二基。天頂に鶴亀をあしらった高さ約十五メートルの伝統的なスタイルと、長さ約九メートルの宝船で、同振興組合のメンバーや住民らが半月がかりで作った。「鶴亀」は完成した道路沿いとなる宝町の旧中国銀行福山船町支店前に展示、「宝船」はばら祭のパレードで台車に載せて披露する。
 
 写真は四枚を展示する。昭和時代初期ごろに撮影され、入り江に泊まった小舟や行き交う人々が写る。星野理事長は「城下町の繁華街として栄えたかつての活気をよみがえらせようと提言してきた。市外からも人が集まるような町にしたい」と意気込む。

 同振興組合は、テープカットの参加者を募集している。希望者は二十一日午前九時十分までに、はさみを持って「鶴亀」のとんどの前に集合する。問い合わせは、(084)925-0308。


 ■シンボルロードを青く舗装 福山

 --- 2006/05/07 中国新聞 ---

 ▽3交差点付近 商店街が提案
 
 福山市が、JR福山駅南口から広島県松浜町のリーデンローズ前まで整備を進める「シンボルロード」で、車道の一部が青色に変わった。一帯には戦後しばらくまで入り江が流れ、福山城下へと舟が行き交った。水面(みなも)の面影を今に残そうと、沿道の「きたはま通り商店街振興組合」(星野由章会長)などが、市に呼び掛けて実現した。(畑山尚史)
 
 青い舗装となったのは、国道2号より北側で御船町、船町、笠岡町、元町、宝町にある三つの交差点付近。交差点へ進入する車道の横断歩道から手前三十メートルの部分と、交差点の内部に色付けした。付近の歩道の二カ所には、入り江に架かっていた木綿橋、天下橋を模した欄干の石製モニュメントを配置し、入り江の情緒をしのばせる。
 
 入り江は、福山城の築城に併せて造られ、現在のシンボルロードの南側を流れていた。沿岸には備後絣(がすり)の材料となる木綿を扱う市などが並び、にぎわったという。しかし鉄道や自動車交通の発達などで衰退し、一九五〇年ごろまでに埋め立てられた。同組合の名称である「北浜」は、入り江沿いの町の名残を示す。
 
 シンボルロードの整備事業は中心市街地の活性化を狙い、市が九九年度に始めた。事業に合わせて同組合を中心に地元住民らが協議会を結成。入り江があった往時の風情を復活させようと、提言を重ねてきた。青色の舗装もその一つ。「子どもたちや来訪者に、入り江があったことを知ってもらいたい」。こんな住民の願いがかなった。
 
 同組合の高野国昭専務理事(65)は「整備でかつての城下町の活気が少しでもよみがえれば。いずれはシンボルロード全体を青い舗装にし、入り江を地上に再現したい」。地元ではさらなる夢が膨らんでいる。

  

(中)背中にはバッグ、台車には大きなトランクを2個…何処に向かっておられますのか…
(右)昔懐かしい“とんど”です バラ祭りの開催以前には、福山と言いますと“とんど祭り”が賑やかだったのですけどネ(^.-)☆

 

  

(左)(中)天下橋跡です(^.-)☆

  

  

  

   

 ■真心で半世紀 福山の喫茶「ルナ」

 --- 2006/05/12 中国新聞 ---

 福山市元町の喫茶「ルナ」が十七日、オープンから半世紀を迎える。同店を経営するコーヒー卸販売会社むらかみの会長村上春美さん(80)が一九五六年に開いた。村上さんは「お客さん、従業員、取引業者が店と私を育ててくれた」と五十年を振り返る。(山本和明)
 
 終戦から十一年後の五月十七日、わずか十二席で開店した。市民には喫茶店はまだなじみは薄い時代。来店者が少なく「やめてしまおうか」と何度も悩んだ。村上さんは毎晩店に泊まり込み五年間、閉店後の店内でいすを並べて眠った。「この店と生きていこう」。誠意で客をつかもうと自らに課した決意の表れでもあった。
 
 客が残したコーヒーや料理は自ら味見をし、問題はないか探った。徐々に客足が伸び、六二年に店を二階建てに増築。その三年後には会社を設立し現在、市内に喫茶店四店を展開する。パンやプリン、ドレッシングを手作りするなど食へのこだわりを貫き、今に至る。
 
 村上さんは五十年間、毎日のように店に立ってきた。今は町外に住むが「出発点を忘れないように」と、住民票はともに半世紀を歩んだルナの所在地に置いたままだ。「開店時からの常連さんが今でも来てくださる。命ある限り店に出て、次の半世紀に向けて真心を込めた商品ともてなしを提供したい」と誓う。
 
 感謝の気持ちを込めてルナでは十七、十八日、コーヒー五十円、トースト三十円など五十年前の価格で提供する。その売り上げは社会福祉団体に寄付する。 

   

(左)(右)喫茶店“ルナ”です(^.-)☆

  

  

  

↑↓ この方達は、昔テレビでよくお見かけ致しましたネ(^.-)☆

  

  

(右)お馴染みのこのマジックですけど、近くで見ていましてもタネが分かりませんで不思議でしたよ(^_^)v

  

↑↓ 大道芸…いつ拝見しましても仲々楽しいモノですネ(^.-)☆

  

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